「今週の木曜日は終日内勤だっただろ?
それを午前中、ノベルティラボに訪問に
変更してくれ。」
「ノベルティラボは専務の元奥様が
入社された会社ですよね?」
松谷の先ほどまで貼り付けていた笑顔が
若干崩れた。
「そうだが、桜良は関係ない。
あくまでも仕事だ。
冬のイベントで扱うノベルティグッズの相談に行くから。」
「それは営業のものに任せれば
良いのではないですか?」
「営業も今はクリスマスコフレが発売される12月に向けて忙しいからな」
「元奥様とまだ連絡を
取っておられるのですか?」
松谷は眉を寄せながら問いかけてきた。
俺はプライベートな質問に
スッと冷めた目で松谷を見つめる。
「それは君には関係のないことだよね?
用が済んだら仕事に戻ってくれないか?」
詮索してくる松谷に
思わず冷たい口調で言ってしまう。
松谷は俺の冷ややかな物言いに
一瞬青褪めたももの
すぐさま平静を装い笑顔を貼り付けた。
「承知しました。失礼します」
そして俺に言われた通り、
直ぐに部屋を出ていった。
しかし、萌花は専務室の扉を閉めると
先程まで張付けていた笑顔は消え失せ
チッと不愉快そうに舌打ちをした。
そして
「ほんと、あの女、邪魔っ」
小さく悪態をつくと専務室を後にした。
それを午前中、ノベルティラボに訪問に
変更してくれ。」
「ノベルティラボは専務の元奥様が
入社された会社ですよね?」
松谷の先ほどまで貼り付けていた笑顔が
若干崩れた。
「そうだが、桜良は関係ない。
あくまでも仕事だ。
冬のイベントで扱うノベルティグッズの相談に行くから。」
「それは営業のものに任せれば
良いのではないですか?」
「営業も今はクリスマスコフレが発売される12月に向けて忙しいからな」
「元奥様とまだ連絡を
取っておられるのですか?」
松谷は眉を寄せながら問いかけてきた。
俺はプライベートな質問に
スッと冷めた目で松谷を見つめる。
「それは君には関係のないことだよね?
用が済んだら仕事に戻ってくれないか?」
詮索してくる松谷に
思わず冷たい口調で言ってしまう。
松谷は俺の冷ややかな物言いに
一瞬青褪めたももの
すぐさま平静を装い笑顔を貼り付けた。
「承知しました。失礼します」
そして俺に言われた通り、
直ぐに部屋を出ていった。
しかし、萌花は専務室の扉を閉めると
先程まで張付けていた笑顔は消え失せ
チッと不愉快そうに舌打ちをした。
そして
「ほんと、あの女、邪魔っ」
小さく悪態をつくと専務室を後にした。