side桜良
竜海さんに全てを打ち明けて
なんだか肩の荷がおりたような気がした。
竜海さんと松谷さんの浮気現場の写真が偽物だと分かって、心の底からホッとした。
竜海さんは浮気なんてするわけないと頭では分かっていても、
昔からの自分に対する劣等感から、本人に聞くことができなかった。
挙句の果てに勝手に疑って離婚までしてしまって、
竜海さんを悲しませた自分に腹が立ってくる。
だけど、竜海さんはそんな疑った私を責めることはしない。
竜海さんは出会った頃から優しくて
私を劣等感の渦から救いだしてくれた人だ。
「最近、仕事が忙しかったから、ちょっと散らかってるけど我慢してほしい」
言い訳をしながら、家のドアのカギを開ける竜海さんに
私はにこりと微笑みながら「大丈夫です。覚悟はしてます」と言った。
きまり悪そうにドアを開ける竜海さんが可愛くて私はバレないように小さく笑う。
また竜海さんの元に戻れることに感謝して
これからは、何があっても竜海さんを信じて着いて行こうと私は胸に誓った。
竜海さんに全てを打ち明けて
なんだか肩の荷がおりたような気がした。
竜海さんと松谷さんの浮気現場の写真が偽物だと分かって、心の底からホッとした。
竜海さんは浮気なんてするわけないと頭では分かっていても、
昔からの自分に対する劣等感から、本人に聞くことができなかった。
挙句の果てに勝手に疑って離婚までしてしまって、
竜海さんを悲しませた自分に腹が立ってくる。
だけど、竜海さんはそんな疑った私を責めることはしない。
竜海さんは出会った頃から優しくて
私を劣等感の渦から救いだしてくれた人だ。
「最近、仕事が忙しかったから、ちょっと散らかってるけど我慢してほしい」
言い訳をしながら、家のドアのカギを開ける竜海さんに
私はにこりと微笑みながら「大丈夫です。覚悟はしてます」と言った。
きまり悪そうにドアを開ける竜海さんが可愛くて私はバレないように小さく笑う。
また竜海さんの元に戻れることに感謝して
これからは、何があっても竜海さんを信じて着いて行こうと私は胸に誓った。