「やっぱり…ここだ…」 3mぐらいの高さのある大きな岩を前に 確信した。 ここは女の子が、 ”この島の出口” と言っていた場所だ。 けれど 「なぁこれさ…本当に出口?」 陽介が訝しげに岩を凝視しながら呟く。