「この島には……もう、ずぅーと昔っから
ジャミガミ様、いう、守り神がおる。
まぁ、守り神、言うても、
う〜ん。まぁ聞こえは悪いかもしれんが
化け物といえば化け物、じゃ。」

「……」

這う…
襲う…

……化け物。

脳裏に浮かんだのは
あの時、私達を散々追いかけ回し、

優斗を襲った恐ろしい化け物の姿…。

不敵な…笑み…。

じゃあ…あれは…
あの化け物はやっぱり…

ジャミガミ様、なんだろう。