痛い。痛い。

痛みを我慢してるとふらついて、後ろに倒れた。
そこを咄嗟に野沢が私の頭を支え、私を助けてくれた。

「大丈夫か!?」
何これ。恥ずかしい。顔近い。
待って待って、相手はあの野沢だよ?
このままキスでもするんじゃないかってぐらい顔が近くて、心臓が煩く鳴っている。

___視界が遠く、ぼやけて行く。


「はぁっ!」
私はベットの上で、飛び起きた。

な、何……?夢…?
周りを見渡して、頭の中を整理する。
ふぅー…、と、深く深呼吸する。
あれは夢。夢だ。
そう頭の中で自分に言い聞かせ、気持ちを落ち着かせる。

ホントに、

____夢で良かった。