咲と別れてから、自分の教室までの道を歩く途中、私は考え事をしていた。
夢で起こった事が実際に起こること、つまり正夢。なんで正夢を見続けてるのか。
もしかしたら今の私の世界も夢だったりして…。
今日の夢が正夢になるのなら、これから野沢が来て、心配されて。追いかけっこが始まって。
正直、すごく楽しかった____
「良くなったのかよ、足。」
「っ……!!」
びっくりした。突然後ろから話しかけられた。