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フローレンスは
子爵家でいつも着ていた
ジーパンとTシャッに着替えると
交通費を抑えるために今日からバードックL国のウィリアム・スミス邸を
目指し歩き 出した。
寮には外泊届けを出して
1時間ほど歩いて疲れたフローレンス
は、思いつく!ヒッチハイクでもやるか!
と呑気に考えながら
髪は丸めて帽子の中
何時ものお出かけスタイル
仕事して仕送りするんだから
何時までもお嬢様気分でいられない。
フローレンスは硬い決心をした。
なんでもいい方へ考えよう。
私にも招待状が来てる
ってメリーが言ってたっけ!
格下のお嬢様が
お呼ばれされても
好機な目で見られるだけだ!!
ならメイドで参加
参加した事には変わりがない
問い詰められたらそう言えばいい
お父様にも迷惑かけれないし
顔を出すだけでいいんじゃ
まあメイド参加の方が
お金を貯めて子爵家に仕送り出来る‼️
いい事だらけ!!
そんな言い訳を考えながら
フローレンスはしばらく歩くと
流石に疲れてきた
もう3時間は歩いただろう。
太陽が真上にあると言う事は
もうお昼すぎか?
ツイ足を止める。
荷台のあるトラックが目の
前にある。
歩くのもキツいし限界だ!!
フローレンスはトラックの
運転席の方へと足を進める。
「トントン」
ドアを叩くが運転手さんもグッスリ
仮眠中
「・・運転手のおじさんが
おきるまで寝かしてもらお」
フローレンスは荷台に回り
ちょうどいいスペースを見つけた。
「5分、5分寝たい」
無断で申し訳無いが眠さに
勝てなかった。
フローレンスは倒れるように
眠ってしまった。
ガタンガタン ガタンゴトン
ん?
トラックの揺れで
フローレンスは目が覚めた
∑( ̄□ ̄;)?!
街中にいたはずの風景は消え
農村地帯に入り込んでいた。
しかもうっすらと見える明かりは
朝方で夜を超えていた。
「・・・・長距離トラック🚚
だったのか?」
トラックは高速を走っているようで
どこに向かっているのかわからない。
トラックはそれからまた
フローレンスの
不安を抱えながら走り
続けた。
「( ꒪Д꒪)ヤバイヨヤバイヨ…
どこいくんだよー」
フローレンスは気が気じゃない!
ようやくどこかの青果市場みたいな所に着いた時はスッカリ朝だった。
トラックが止まると
フローレンスはすぐ飛び降り
横付けされた違うトラックのデカイタイヤに屈んで隠れた。
さっきの頭が丸坊主で強面の
おじさんが、荷台の方へと回り込み荷物を片付け始めた。
訳を話してお礼を言って
ココは何処か聞きたかった。
しかし怖そうでブルブル
耳をすますと
この言葉は話せる、分かる、聞き取れる
お母様が話てる言葉だ!!
「ん?なんだこのハンカチは?
女物だ、どこで・・・」
「あっ‼️」
フローレンスは、ポケットをまさぐる
「ヤバい、諦めるしか無い」
あれは使ってないオニューの
パンッのお尻の方を
85歳のメアリーがチョキチョキしてフリルもパンッの回りを
継いでくれたヤツ
メアリーはドデカパンだから
それに良く汗を吸い込むからと
作ってくれたヤツ
メアリーのパンツのリメイクとは
知らないおじさんはなんかニヤニヤ
85歳のばぁちゃんのパンツなのに
冷や汗を垂らしながら
知らぬフリをしてソソクサと
青果市場からの一本道を歩き出した。
気が引けるが、おじさんと
会話をする度胸が無い。
「ありがとうございました。」
フローレンスは強面のおじさんに
心でお礼を呟いた。
しばらく歩いているとどこかの
御屋敷が目に入った。
偉く賑やかそうにみえた。
「下働きでもいい
頼んでみようかな?
今はお金がいる
アンナのフェイ○スを
買いたい、目標ドカンと箱買い!
20人分!」
フローレンスは、近ずく屋敷を見て
驚いた。
子爵家なんか
足元にも及ばないほど
でっかい屋敷に足を踏み込むと
「こら!何時まで待たせるんだ
遅いぞ💢こぞう、寝坊か💢💢」
突然怒鳴られ
フローレンスは┣¨‡┣¨‡
え、こ、小僧?私の事?
「さっさとしろ小僧!」
ドキッ
「エッ!?ヤッパリ私の事?」
強面のオッサンが長靴を履いて
近づいてくる。
ウワッコワ ┣¨迫力
ここいらの人は強面が多数?
睨みを効かせたメチャ怖顔:ビクビク
「保証人は誰だ!」
怒ってるのか?重い声を張り上げて聞いてくる。
「ホ保証人って?え、ア、アンナ ビクビク」
ツイそう口走った。
「は?アンナ、あの居酒屋の?
口煩いオバンか?」
訳が分からなかったが
フローレンスは適当に
頷いた、この場合そうするのが
普通。
「まあ、いいワ
早くしろ、今日は忙しいんだ
お前は台所の手伝いに行け」
と言われ、ぎろりと睨まれれば
「え、は?ええ?なんで?」
と思うが言えないコワ
「働きが良かったら
雇って貰えるぞ!あーグズグズ
するな!もう宴が始まる時間が
迫っているんだ、早くしろ💢」
ちょっとプックラ太って中々
頑固そうなオッサンは
フローレンスにコック服をバシッ
と投げた。
「ううっ」イタッ
反射的に受け取ると
ギロッ「厨房はあっち👉」ヒエッ
そう指を指すと顎でクイクイと
行け、早く行け、みたいな態度を取った。
「ハ、ハイ((°Д°≡°Д°))💦」
逆らえないフローレンスは
言われたとおりに進みロッカーで
着替えた 。
丸いドアノブを開けた途端
全部の音が忙しなく
フローレンスの
耳に飛び込んで来た。
ガチャガチャガチャ
チーン
ガシャンガシャン
食洗機の音や、まな板を叩く音
フライパンを返す音や人の怒号
フローレンスは呆然
ココはドコ?何すればイイノ状態
すると
「ゴラァー💢、
新入りか?ボーっとすんな
五秒以上は立ち止まるナ」
フローレンスを睨みつけサッサと
仕事しないかー💢みたいなオッサンがフローレンスに怒鳴って来る!
「は、ハイッ」
訳分からず返事してしまった。
「コラ💢新入り、チャンバーに行ってイカと貝と持ってこい」
50位の親父が叫べば
「おー、それならレタスとトマトと
セロリもついでにな!」
30代の男性も叫ぶ!
「はい、分かりました!」
なんか分からんが返事は大事!
なんか分からなくても返事はマメに返せ説!
あとから理解すればいい適当説
ホールの女の子を捕まえチャンバー
の在処を聞く
「あっちよ👉」
指を刺された方へ走る、
走りながら
「チャンバーってなに?
バーちゃんの逆に聞こえる
チャンバーチャンバーチャンバー
バーちゃん」
疑問が降りかかる
貝やイカ野菜持ってコイ?
ってなぁ、なら大型冷蔵庫の事か?
しばらく歩くとまだ着いたばかりの
野菜が倉庫のようなところに
雑に山積みに置いてあった。
そりゃそうかバーちゃん抱えて
厨房行っても何もならんよなぁ
チャンバーにバーちゃんは居ない説
「オ、ここか?やったぁあ😆」
倉庫を開けると冷蔵庫で言えば
野菜室みたいな場所があり
奥に分厚いドアがあった。
引き戸になっていてヒンヤリとした風が吹き中はドデカい冷凍庫だった。
電気をつけ頼まれた食材を
探す
食材はPOPが場所場所に付いていてすぐみつけられた。
分厚い扉をオープン
奥の方には牛や豚が並んで
ブラ下がっている。
カ、カチンコチンやで~
ザザン
w💥冷たい空気に全身包まれる。
ドアを持ちながらデカい足止め
でドアを押さえ開けたままに
作業開始
「し、しまらないよね
閉まらないよね」
ビクビク
フローレンスは念仏のように唱え
ながら作業をする。
あんまり気持ちの良い場所では
無かった。
ドアが閉まればフローレンス自体
冷凍人間になってしまう。
コワ
「どれくらい持っていく?」
自問自答
疑問に思ったが貝類1箱
イカちゃん1箱でイイカ
イカだけに・・・
台車を見つけ
箱事セロリ、トマト、レタス
イカ、貝類をドンドンドン
と積み上げる。
ヨロヨロしながら厨房迄帰ると
「おせーぞはやくシロ
このw' 💢ノロマ
洗い物がたまってんだよ
早く片付けろ!
は、や、くヤレ💢」
とヤジが飛んで来た
「す、すみませんデシター💦」
又走るレ(゚∀゚;)ヘ≡3≡3≡3
こんなあ厨房は嫌だァー‼️
ホールに逃げようと回りを見る👀
「ここは何様の御屋敷?
今日何があるんだ?」
仕方なく
呟きながら。՞。゚՞ブクブク
エンドレスに続きそうな
洗い場の洗い物を始める。
厨房の鍋は腰より下ぐらいの
デカさ!!
デン、デン、デンと積み上げられ
見るからに
ム━━━━━━━━━━━リ!!
誰の御屋敷なんだー
今日何があるんだー!
フローレンスは鍋に頭を
突っ込みながら
ゴシゴシ洗いながら叫んだ!
「Www帰りたい!」