しかも、敬語を使われているところからすると、3人組のほうが下っ端で、それを束ねているのが…この銀髪の人だったんだ。


どおりで、1人だけのはずなのに威圧感が半端ないと思ったわけだ。



「また…マイ先輩の指示ですか…!?」


わたしは震える声で、銀髪の人を睨みつける。

だけどそれは、まるで小型犬が大型犬に吠えているくらいの威嚇でしかない。


内心は怯えているわたしを見て、銀髪の人は笑う。


「よくわかってるじゃねぇか!そうだよっ。マイとは昔からつるんでる。そのマイが、目障りなヤツがいると言ってきたのが、あんただったってわけだよっ」


この前は濁されたけど、銀髪の人があっさりと認めたことに驚いた。

そして、マイ先輩との関係まで。


やっぱりマイ先輩の噂は本当で、こんな危なそうな人たちと前からつるんでいたんだ。