父は『就労経験ない、他力本願で、いじめの前科ありな人間が、40前で離婚され、そこからいい待遇で働くのは難しい。婚活も専業主婦願望だと、すぐにはねられるだろう。いくら見た目がよくても、あの年になれば、中身や常識も求められるからシビアになる。プライドが高く、他人に言われるのが屈辱な彼女にはいい薬だと思う。そういう意味では俺が倒れたのはいいタイミングだったと思う』と言っていました。
 
 母と久しぶりに対面して、全く中身は変わってませんでした。
 夫と娘に逃げられて、自分は被害者。
 お金も親しい人もなく孤独な日々。
 娘がいい暮らしをしているのが気に食わない。
 私達の生活を奪い取り、よりを戻すために、私達夫婦の子どもを誘拐して脅したんです。

 よりを戻した時の生活も、自分は働かないだ、父にお金を払って貰うだ、有名人の親族という箔が欲しいと、とにかく一方的な話ばかりで、私達のことは一切考えていませんでした。
 
 誘拐に母が絡んでいたのも、義父の秘書が絡んでいたのも、驚きを隠せません。
 ただどこかで母が自作自演でやってそうだなと思っていた所があります。
 それで世間に同情を買おうという魂胆。

 やはり、母は自分が主役じゃないと嫌なんだなということが改めて分かりました。