結花はSNSで自分の現状を嘆く投稿をしている。現在進行形で。保護者や学校の先生の中に同級生や知り合いが見てる可能性があるということか。
悠真は結花のSNSを基本見ていない。
一度だけスマホの通知画面に投稿が見えたことがある。内容は悪口ばかり。
パンドラの箱を開けたような感じがして、それ以来見ていない。二度と見たくなかった。
ここまで悪く思われてたのかと。自分も両親も兄弟も。
「もしかしたら、円堂先輩かその御家族とか見てるかもな。結花さんのSNS。まあ、ネットで珍獣扱いされてるから、他の保護者やかつての同級生とか見てるのは有り得そうだけど。陽鞠ちゃんは関係ないのにな」
陽貴は「学校に相談した方がいいんじゃないか」と話す。
「陽鞠の担任は確執があるし、顧問の森河は逃げ腰、あとは副顧問かね……あんまり見たことないけど」
今いる学校に陽鞠の味方になってくれそうな教師が思い浮かばない。
副顧問の小島は部活に週1回顔出すレベルで、兼任している生徒指導がメインになっている。
生徒指導では吹奏楽部の部員達に頭からつま先まで服装や言葉遣いに厳しく、少しでも砕けたような言い方をしようものなら、言いなおしされたり、無視される。
悠真は結花のSNSを基本見ていない。
一度だけスマホの通知画面に投稿が見えたことがある。内容は悪口ばかり。
パンドラの箱を開けたような感じがして、それ以来見ていない。二度と見たくなかった。
ここまで悪く思われてたのかと。自分も両親も兄弟も。
「もしかしたら、円堂先輩かその御家族とか見てるかもな。結花さんのSNS。まあ、ネットで珍獣扱いされてるから、他の保護者やかつての同級生とか見てるのは有り得そうだけど。陽鞠ちゃんは関係ないのにな」
陽貴は「学校に相談した方がいいんじゃないか」と話す。
「陽鞠の担任は確執があるし、顧問の森河は逃げ腰、あとは副顧問かね……あんまり見たことないけど」
今いる学校に陽鞠の味方になってくれそうな教師が思い浮かばない。
副顧問の小島は部活に週1回顔出すレベルで、兼任している生徒指導がメインになっている。
生徒指導では吹奏楽部の部員達に頭からつま先まで服装や言葉遣いに厳しく、少しでも砕けたような言い方をしようものなら、言いなおしされたり、無視される。