「そーでーす。私も最初男の人だと思ったんです。ほら、背が高いし、髪も短いし、凜々しい顔つきだから……なんというか、男役が似合う人? 女子校行ったら絶対モテます。中高大と女子校の私が言うんですから、間違いありません!」
尾澤を力説する安田に結花は驚きを隠せなかった。
えー、私ずっと女の人格好いいって言ってたの!?
めっちゃ恥ずかしい! 私、大っ嫌いなのに。前に「私をよいしょしてくれる同性以外」がつくけど。
人間なんて私の取り巻き以外いらない。
くっそ、ババアにずっとやいのやいの言われてたのか。しかも年の近いやつに!
今度オバさんって言われたら言い返してやるんだから!
鼻息荒くなる結花に安田は「どうしたんですか?」と首をかしげる。
「今度嫌み言ってきたら、夫に頼んでつぶしてもーらお!」
悪い笑みがこぼれ出る。そうよ、私は社長の妻ですもの。多少は目をつぶってくれるよね?
「ゆいちゃん、尾澤さんに逆らおうとか、言い返そうとか考えるのはやめた方がいいですよ。あの人マジ容赦ないことで社内で有名なんです。新人研修で毎回泣いてる人が数人出てきてますから。さっきみたいに、相手の弱点つくような言い方するんで」
尾澤を力説する安田に結花は驚きを隠せなかった。
えー、私ずっと女の人格好いいって言ってたの!?
めっちゃ恥ずかしい! 私、大っ嫌いなのに。前に「私をよいしょしてくれる同性以外」がつくけど。
人間なんて私の取り巻き以外いらない。
くっそ、ババアにずっとやいのやいの言われてたのか。しかも年の近いやつに!
今度オバさんって言われたら言い返してやるんだから!
鼻息荒くなる結花に安田は「どうしたんですか?」と首をかしげる。
「今度嫌み言ってきたら、夫に頼んでつぶしてもーらお!」
悪い笑みがこぼれ出る。そうよ、私は社長の妻ですもの。多少は目をつぶってくれるよね?
「ゆいちゃん、尾澤さんに逆らおうとか、言い返そうとか考えるのはやめた方がいいですよ。あの人マジ容赦ないことで社内で有名なんです。新人研修で毎回泣いてる人が数人出てきてますから。さっきみたいに、相手の弱点つくような言い方するんで」