おそらく彼女がスクショして女性に送ったものだろう。
送信は今日の昼の12時頃。
しかしスクショした写真を拡大すると、やり取りの男性――りゅうちゃんとのやり取りは12月14日。
寂しいから遊んでほしいから始まって、具体的にいつどこで待ち合わせると書いてある。
他の日には、彼女が服を着て似合っているかどうかや、お断りされてプンスカしている写真などが入っている。
陽貴はなにかを察したかのように、能面のような顔になる。
「彼女が使っているマッチングアプリって分かりますか?」
「……申し訳ないですが、私はそういうの疎いので……でも、名前分かりますよ。自爆してくれましたから。あと、SNSに彼女の陰湿な証拠がまだあるのでお見せします。お願いされた通り録音しといたので」
「えっ?! 本当ですか?」
陽貴の声が淡々としたものから少し高くなった。
女性が辞去すると陽貴はリビングのソファーで頭を抱えた。
女性が来て結局3時間近く話を聞いた。
リビングには夜の帳が降りる準備が始まっている。
スーツの上着を脱ぎ、電気をつけて再度リビングのソファーに持たれるような形で座る。
――義妹には弟と別れてほしい。
正直弟と義妹の結婚は反対だった。
送信は今日の昼の12時頃。
しかしスクショした写真を拡大すると、やり取りの男性――りゅうちゃんとのやり取りは12月14日。
寂しいから遊んでほしいから始まって、具体的にいつどこで待ち合わせると書いてある。
他の日には、彼女が服を着て似合っているかどうかや、お断りされてプンスカしている写真などが入っている。
陽貴はなにかを察したかのように、能面のような顔になる。
「彼女が使っているマッチングアプリって分かりますか?」
「……申し訳ないですが、私はそういうの疎いので……でも、名前分かりますよ。自爆してくれましたから。あと、SNSに彼女の陰湿な証拠がまだあるのでお見せします。お願いされた通り録音しといたので」
「えっ?! 本当ですか?」
陽貴の声が淡々としたものから少し高くなった。
女性が辞去すると陽貴はリビングのソファーで頭を抱えた。
女性が来て結局3時間近く話を聞いた。
リビングには夜の帳が降りる準備が始まっている。
スーツの上着を脱ぎ、電気をつけて再度リビングのソファーに持たれるような形で座る。
――義妹には弟と別れてほしい。
正直弟と義妹の結婚は反対だった。