できれば母と離れて暮らした方がいいと思う。いやそうしたい。
家のことは全てお手伝いさん達や父と私に丸投げで、美味しいところだけ取る。
不備があれば般若の顔して怒鳴る。
今の態度もそうだ。
心配しているフリをして結局は自分が不利になるのを嫌がっているだけ。本気で心配しているのなら、この段階で働けなんて言わないだろう。良くも悪くもこの主張は一貫している。
「陽鞠ちゃん、学校は好き?」
突然の問いに陽鞠は答えあぐねる。
担任も部長も苦手だ。でも、部員達や自分のクラスの子は好きだ。
部活はハードだけど、元々は母から少しでも距離を置くためにあえてそういう所を選んだ。
楽器はピアノを母に無理やり幼稚園から小学校卒業まで無理やり習わされたぐらいで、ちっとも楽しいとは思わなかった。
自分の意志で選んだ楽器の方が愛着わくし、上達しようというモチベーションが強くなる。
でも、部活の子もクラスの子も母のことを知って距離を置かれるんじゃないか心配している。
二年生になってから、部室のロッカーに置いていた楽譜が破れていた状態で見つけたし、私の悪口を書いた手紙が入ってたり、挨拶しても先輩に無視されるのが続いてる。それに拍車をかけるかのように、部長とその取り巻きで私にきつく当たる。
家のことは全てお手伝いさん達や父と私に丸投げで、美味しいところだけ取る。
不備があれば般若の顔して怒鳴る。
今の態度もそうだ。
心配しているフリをして結局は自分が不利になるのを嫌がっているだけ。本気で心配しているのなら、この段階で働けなんて言わないだろう。良くも悪くもこの主張は一貫している。
「陽鞠ちゃん、学校は好き?」
突然の問いに陽鞠は答えあぐねる。
担任も部長も苦手だ。でも、部員達や自分のクラスの子は好きだ。
部活はハードだけど、元々は母から少しでも距離を置くためにあえてそういう所を選んだ。
楽器はピアノを母に無理やり幼稚園から小学校卒業まで無理やり習わされたぐらいで、ちっとも楽しいとは思わなかった。
自分の意志で選んだ楽器の方が愛着わくし、上達しようというモチベーションが強くなる。
でも、部活の子もクラスの子も母のことを知って距離を置かれるんじゃないか心配している。
二年生になってから、部室のロッカーに置いていた楽譜が破れていた状態で見つけたし、私の悪口を書いた手紙が入ってたり、挨拶しても先輩に無視されるのが続いてる。それに拍車をかけるかのように、部長とその取り巻きで私にきつく当たる。