「喜んでもらえてよかった!」

「俺も渡したいのがあるんだった。ペアのネックレス。うさぎが乃愛瑠で、狼が俺な。それとこれ、イルカのぬいぐるみ」

透悟くんもカバンから修学旅行で買ったというお土産を私に渡してくれた

ネックレスは箱に入ってて開けると銀色のうさぎがウインクしててすごく可愛かった

「可愛い〜、透悟くんが選んだの?」

ネックレスは電気に当てるとすごくキラキラ輝いていた

「見つけたのは小林だけどな。乃愛瑠ちゃんに似合うんじゃねぇかと言ってくれてな」

「そうだったんだ〜。すごいね晴翔くん。なんでもすぐ見つけるんだから」

ネックレスをしばらく眺めてると透悟くんが右手を差し出してきて

「ほら、つけてやるから、後ろ向いてくれ」

私はネックレスを渡すと少し伸びた長い髪の毛を前にやって後ろを向いた

首にひんやりとした感触が伝わってきた