ケーキも完食し、今は私の部屋でくつろいでる透悟くん

「くつろぎすぎじゃない?」

「いや〜、変に緊張するのもおかしいかなと」

私はソファ側にいるけど、透悟くんはベッドを背もたれにしている

「渡したいものあったんだっけ?そういえば」

私は思い出したように、学習机の横にかけてあるスクールカバンを手に取った

「あっ、あった。透悟くんはいこれ」

大阪で買った誕生日プレゼントを透悟くんに手渡すと喜んでくれた

「え、これ俺に?」

「ずっと渡したかったんだけど、別行動が多かったし、帰ってきてから渡そうと思って今日になったんだ」

透悟くんには吸血鬼とオオカミのキーホルダーを渡した

「すげ〜嬉しい。大事にするわ!なんならスクールカバンにでもつけるわ」

透悟くんは私を痛いほどに抱きしめてきた