あ、あ、あ、あ。なにこれ。なにこれなにこれなにこれ。やだ。やだ。やだ。やだ。やめて。やめて。やめて。やめて。きもちわるい。くるしい。たすけて。ゆるして。いたい。くるしい。たすけて。ゆるして。きもちわるい。きもちわるい。きもちわるい。たすけて。たすけて。たすけて。たすけてたすけてたすけて。まゆずみ。まゆずみ。たすけて。まゆずみ。たすけて。いやだ。まゆずみ。たすけて。まゆずみ。まゆずみがいい。たすけて。きもちよくなりたくない。まゆずみ。たすけて。たすけて。しりたくない。たすけて。まゆずみ。おれは、まゆずみが、いい。まゆずみ。いやだ。たすけて。まゆずみ。まゆずみ──

 何回射精()され、何回達かされたか分からなかった。男のオメガの穴、そこらの女よりも気持ちよかったな、と満足げに口にした男の声が時間差ではっきりと耳に届く。その瞬間、壊され電池が切れていた体にいきなりスイッチが入り、強烈な吐き気に襲われ、上体を起こすことも間に合わずに地面に横たわったまま嘔吐した。臭いも色も、目線近くの土のそれよりも不快で汚かった。

 誰もいない寂れた公園。ここで車は駐車し、それまでノーリアクションだった運転手が輪姦に加わった。一つ増えた顔と、二本増えた手が、一緒になって俺を破壊する。乱れ、泣き喚きながらも、無理やり与えられる快楽に啼き喚く俺の中に、アルファもベータも関係なく、そこにいた人全員が代わる代わる突っ込んで吐精し、一人のオメガを複数人で襲って満足すれば、後はもう用なしだと言わんばかりに捨てられた。適当に着せられた制服は、まだ乱れたままだった。