まず、ロランに屋根裏部屋に案内をしてもらった。

 想像していた汚さより、ずっとずっとずーっと汚い。

 あまり時間がない。自分が眠るところだけ拭き上げた。


 王都から持ってきた荷物は、本来の自分の部屋に運んでくれている。それは、後でロランが移動してくれるというので甘えることにした。

 そして、さっそく行動を開始した。

 すなわち、侍女稼業にいそしもうというわけ。