「驚いたというか、意外だっただけなの。ほら、彼は「ひきこもり王子」って呼ばれているじゃない?そこから想像していた人物像と、あまりにもかけ離れていたから」
「ええ……」

 ロランは、視線をそらした。

 んんんんん?

 わたし、何かマズいことでも言ったかしら?