「わかっているわよ。だから、何度も言っているでしょう?女のガキなのに、男の子よりもずっと男らしかったんだって。だから、だれもがわたしのことを持て余していたわ」
「ヒラヒラのドレスで木登りをしたり、いたいけな少年をぶん殴ったり」
「もうっ!それについては、何度も謝ったでしょう?」

 思わず、不貞腐れてしまった。

 わたしは、こんな表情まで出来るようになったんだ。

 驚くことばかりである。