次に、海咲と真菜がそれぞれプレゼントをくれた。

「はい、星ちゃん」

「誕生日おめでとー」

「ありがと〜二人共!」

この二人は、おもしろプレゼントじゃないから良いわよ。

「開けても良い?」

「良いよ、どうぞどうぞ」

「今年のは自信あるよ〜」

本当?それは楽しみね。

じゃ、まず海咲から。

開けてみると、海咲からのプレゼントは、お洒落なハンドクリームとバスソルトのセット。

おぉ。可愛い。

さすが、どっかの激辛焼きそばにも見習って欲しいセンスだわ。

「ありがと、海咲」

「どういたしまして」

「星ちゃん、私のも開けてみてよ」

と、急かす真菜。

はいはい、今開けるから、急かさないで。

今度は、真菜のプレゼントを開けてみる。

海咲に比べると、ちょっと小さめのラッピングバッグだけど…。中身は何だろう?

開けてみると、中に入っていたのは。

春の新色アイシャドウとリップのセット。

おぉ。これ、目をつけてた奴じゃん。

真菜、よく分かってる。

「真菜…愛してる!」

「大袈裟だなぁ、星ちゃん」

「大事に使うわね」

「うん、宜しく」

これは嬉しい。

さすが、何処かの激辛焼きそばとは違うわ。

そして。

「俺からは、これ」

「ありがとう」

最後に、隆盛がプレゼントをくれた。

隆盛のプレゼントは何だろう。

去年は確か、お菓子の詰め合わせだった。

その前は猫のクッションだったかな。

今年は何かな。

「開けて良い?」

「勿論」

じゃ、遠慮なく。

開けてみると、星柄の大きめなマグカップが入っていた。

わー、可愛いじゃない。

何度も言うけど、何処かの激辛焼きそばとは大違い。

私を喜ばせたいという、その気持ちが伝わってくるわ。

丁度、今使ってるマグカップが欠けてしまって、新しいのを買わなきゃいけないと思ってたところだったし。

ナイスタイミング。

「ありがとう。大事に使うわ」

「あぁ」

隆盛は、満足そうに微笑んでいた。

皆からプレゼントをもらって、私は大満足よ。