カフェの仕事は楽しい。
元からカフェの雰囲気が好きだ。

楽しいだけではなくて大変なこともあるけど、やりがいを感じている。

「藤田さん、5階にデリバリーお願い。」
「はい」
上司に声をかけられて私はデリバリー用のバックに注文内容を用意した。
カフェの入っているビルの中や、近所のビルにはうちのカフェは注文された品を配達するサービスもしている。

最近ではいろいろなカフェが増えているから、こういう何か方法がないと生き残れないかもしれないくらい競争は激しい。

私はカフェの入っているビルの会社の配達限定。
美里は隣のビルに配達に行く。

「5階の法律事務所ね。よろしく。」
「はい」
この法律事務所はもちろん、修平の働いている事務所だ。