花水木

恋愛(学園)

秋の空/著
花水木
作品番号
1681511
最終更新
2023/04/05
総文字数
259,138
ページ数
187ページ
ステータス
完結
PV数
574
いいね数
1


さくらが花を散らして、

青々とつけた葉をも落とした頃。


町ではつつじが花を咲かせ始め、

庭ではすずらんが咲いた。


ティーシャツにエプロンをして、

髪を結って筆を持つ。


真っ白なカンヴァスに風景を切りとる。


ふと聞こえた足音は、

からん、ころんと、あたたかみがあった。


その人は、
まるで絵画から出てきたように綺麗だった。


彼が水彩画を描くと知って、胸が高鳴った。


「画展を開こうよ。

わたしと、水月で」

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