そんな聡太から久しぶりに連絡が来て、懐かしい気持ちで嬉しくなった。
「そうなんだ!大丈夫だよ。聡太の都合の良い日でOKです」
そう返事をすると、『それならゆっくり話したいし、次の土曜でもどう?』とすぐに返信があり、快く返事した。
就職して地方に行ってどんな3年を過ごしたか聞きたいのもある。苦労したのか、楽しかったのか……。
聡太はどんな3年間を過ごしたんだろう。
すると、またスマホが震えた。
また聡太だと思って確認すると、まさかの昂良先輩からだった。
驚いた勢いで素早くタップしてしまった。
『祝いの贈り物について相談したい。今日の帰り時間あるか?』
突然の誘いに驚いたけれど、今日は残念ながら特に何もない。
どうしよう……。
相談と言われて無下に断るわけにもいかない。
『大丈夫ですよ』
少し躊躇しつつ返信すると、すぐに既読がついてまた送られて来た。
『じゃあ終われそうな時間になったら連絡して。近くのコンビニで待ち合わせしよう』
それを読んでからすぐに『了解』のスタンプを送った。既読されたけど返信はなし。
そんなことになぜかソワソワした気持ちになってしまったなんて軽く否定したい……。