学校帰りの学生がそこらにわんさかいるこの時間帯。
雪が積もった道から聞こえるたわいのない女子高生の会話。
そんな中、一人で歩く私も女子高生だ。
周りは男女のカップルだらけ。
そりゃ、都会の街中なんだ。人、ましてやカップルが多いのなんて当たり前。
私は別にうらやましくなんかない。強がりで言ってるわけでもない。
でも、憧れが全くないと言えば嘘になる。
その憧れは、他の人とはまた少し別だから。
おかしいと言われるのも当然。だからなかなか言い出せなくて。
「あ!いたいた、ましろ。」
呼ばれた名前に反応するのは紛れもなく私、深山真白。
そして私は振り向いて返事をする。
「おっ、あす!先生の話、もう終わったの?」
「終わった終わった!そんな大した話じゃないのに呼び出すのはもうやめてほしいけど。」
そうしれっと愚痴をこぼすこの子は暁璃愛澄。
銀髪の両サイドを三つ編みにして後ろでリボンを使ってきゅっとまとめている。
いわゆる三つ編みハーフアップというやつだろうか。
雪が積もった道から聞こえるたわいのない女子高生の会話。
そんな中、一人で歩く私も女子高生だ。
周りは男女のカップルだらけ。
そりゃ、都会の街中なんだ。人、ましてやカップルが多いのなんて当たり前。
私は別にうらやましくなんかない。強がりで言ってるわけでもない。
でも、憧れが全くないと言えば嘘になる。
その憧れは、他の人とはまた少し別だから。
おかしいと言われるのも当然。だからなかなか言い出せなくて。
「あ!いたいた、ましろ。」
呼ばれた名前に反応するのは紛れもなく私、深山真白。
そして私は振り向いて返事をする。
「おっ、あす!先生の話、もう終わったの?」
「終わった終わった!そんな大した話じゃないのに呼び出すのはもうやめてほしいけど。」
そうしれっと愚痴をこぼすこの子は暁璃愛澄。
銀髪の両サイドを三つ編みにして後ろでリボンを使ってきゅっとまとめている。
いわゆる三つ編みハーフアップというやつだろうか。