「……そうだ」 名前もわかったことだ。 メモに控えていた彼の番号を、電話帳に登録する。 【今日は、本当にありがとうございました。おやすみなさい。】 シンプルすぎるかな。 でも、わたし、かわいい絵文字とかキャラじゃないし。 ええい、送っちゃえ! 電話番号でショートメッセージを送信。 メールならいつでも読めるときに読んでもらえるだろう。 ――――ブブッ もう返事が届いたの!?