呆れたように言い放つハルキさんが、わたしの肩を抱く。 ひぇえええ! 心臓飛びでるかと思いましたよ!? というか、この人たち……って? 「その子が姫なの?」 ハルキさんほどではないけれど、長身の男子が近づいてくる。 「ふつうの子だね」 いえ、隠れヲタですが。 「かわいいじゃん」 チャラい! んーと。 わたしはヒメでなく、ヒナタですよ。 「僕、ハルキは一生フユハちゃんしか興味ないと思ってたよ」