君死にたまふことなかれ
ファンタジー
完
2
音無砂月/著
- 作品番号
- 1680396
- 最終更新
- 2022/10/09
- 総文字数
- 101,169
- ページ数
- 53ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 7,386
- いいね数
- 2
「憎しみは次代に引き継ぐべきではない、悲劇は繰り返してはならない」
- あらすじ
- まだ子供だったアイリスも徴兵制度により貴族の義務として愛する家族を守るために戦場へ行った。
ようやく戦争が終わり、帰ってきたアイリスの故郷は無惨にも瓦解し、愛する家族は戦火に巻かれ、亡くなっていた。
女公爵となったアイリスは領地復興の心血を注ぐが、世間知らずな王女様の頓珍漢な考え方ややり方に振り回される日々を送る。
目次
-
- 1.最期だと覚悟を決めた選択
- 2.戦場を知らない国だった
- 3.戦士の手
- 4.生き残ったがゆえの絶望
- 5.罰
- 6.戦争の爪痕
- 7.憎む相手はいない
- 8.戦場で得た知識
- 9.戦争中も死だけは理不尽に降り注ぎ、平等に与えてはくれない。
- 10.泡沫の未来
- 11.決定者にとってそれはいつだって遠い国の話だった。
- 12.エルダの王太子
- 13.予定外の客人
- 14.的外れな同情心は傷ついた人の心を容易く殺せる凶器
- 15.乖離する現実
- 16.子供の理想を壊すのは大人の役目
- 17.答えはまだ出ず
- 18.王女の善意
- 19.無知な王女
- 20.視察の中止
- 21.”可哀想”は傲慢からくる言葉
- 22.奪った命の重さの分だけ生きて苦しむべき
- 23.見えない爪痕
- 24.優しい人だった
- 25.傷の痛みを知らぬ者
- 26.召喚命令
- 27.正義が武器である以上、殺傷能力は必ずある
- 28.王女の慈悲
- 29.嵐到来前の準備
- 30.孤児院の初日
- 31.軋轢
- 32.募る思い
- 33.子供の警戒心は手強い
- 34.子供には要注意
- 35.胡蝶の夢
- 36.同情と理解は違う
- 37.レンが望む施し
- 38.間違い続ける
- 39.王女の評判
- 40.手足を措く所なし
- 41.机上の空論で成り立つ国などない
- 42.貧困は怠惰の証明なら無知もまた怠惰の証明である
- 43.一寸先は闇
- 44.裸の王様
- 45.転がり始めた石
- 46.守る価値がないから逆賊も汚名ではなく誇りとなる
- 47.救われた命は確かにあった
- 48.暗雲
- 49.願いは届かず
- 50.民衆の命はワインよりも軽い
- 51.願いは一つ
- 52.国家は忠死者の灰をもって建てられる
- エピローグ
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