着てみたい!世界の民族衣装&婚礼着

常夏の国・シンガポールの民族衣装・サランケバヤの「サラン」は長いタイトスカートのことを、「ケバヤ」はVネックの襟の上着のことを言います。

豪華で繊細な刺繍が美しいこの民族衣装は、シンガポール空港の客室乗務員さんたちの制服としても着られているそうです!

飛行機に乗って民族衣装を着た客室乗務員さんを見かけたら、少しテンションが上がる気がします!民族衣装を制服に使うなんて、素敵です♡








世界的にも有名な民族衣装ですね!

細長い布からなっており、様々なスタイルで体を包み込むように纏っていきます。着る技術がないと一人では着れないんだそう……。

最も一般的なスタイルは、5m程度の長さの布をペティコートに挟みながら腰に巻き、残りの布を肩の上に回す方法です。8m程度の布を必要とする着方もあるそうで、覚えるのが大変そうですね!

結婚式の際は、花嫁さんは縁起がいいとされる赤やピンク色のサリーを着るそうです。そして、ゴージャスやアクセサリーを身につけるのですが、それが神秘的な美しさなんですよね……!!







バロン・タガログはフィリピンの男性用民族衣装で、テルノは女性用民族衣装です。主に結婚式や公式なイベントで正装として着られています。

この民族衣装が着られるようになったのはスペイン統治時代が始まりとされていて、ヨーロッパぽさもあるデザインとなっています。バナナの葉やパイナップルの葉を原料に使われているため、麻のようなハリと光沢があります。

バロン・タガログは透け感のある薄いシャツで、クリーム色の布地の胸元には同系色の繊細な刺繍が施されています。何故透けているのかと言うと、武器を持っているかそうでないかがパッと見ただけでわかるからだそう。スペイン統治時代には、武器を持っていないことを示すために着用が義務付けられていたそうです。

テルノは袖が蝶が舞うような形をしているバタフライスリーブで、スカートは足首まであるロングスカートです。胸元からスカートまで刺繍が施されており、美しく上品な衣装となっています♡

高級ホテルやカジノでは、テルノを着た従業員さんが出迎えてくれるところもあるそうですよ!
こちらの民族衣装も、名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

アオザイのアオは上衣の一種を意味する中古音で、ザイはベトナム語で「長い」を意味する形容詞です。つまり、「長い上着」という意味になります。

上衣は「チャイナカラー」と呼ばれる前合わせの立襟で、長袖の体に沿った細身の仕方てとなっています。ス、スタイルに自信がないと着るのに勇気がいりますね……。丈は足首にかかるほど長いのですが、腰骨にかかるくらいの深いスリットが側面にあるため、歩行の邪魔にはならないんだそう。下衣には上衣とは逆に直線的な裁断の長ズボンの組み合わせで仕立てます。

一部の高校や大学では、純白のアオザイを制服として採用しているところもあるそうです!日常的に着られるっていいですね♡

ベトナム旅行のお土産でも大変人気のあるアオザイですが、オーダーメイドが基本のため、購入には手間がかかるそうです。
女性用はチマチョゴリ、男性用はパジチョゴリと言います。チマチョゴリは聞いたことがある人、多いのではないでしょうか。

パジチョゴリはベストのことをペジャと言い、中の上着をチョゴリ、ズボンをパジ、靴をカプシンと言います。トゥルマギと呼ばれる外套の一種を着れば、外出着から礼服としても通用します。袖が大きめに仕上げたあるデザインのものは、ドラマに登場する衣装のようで写真映えしますね♡

チマチョゴリは上衣をチョゴリ、下衣はチマと言います。昔は身分や年齢によって身に付ける色が決まっていましたが、現在は好みの色のチマチョゴリを着ることができます。

パジチョゴリやチマチョゴリは結婚披露宴で着るカップルもおり、その際に着られるチマチョゴリは伝統的な色もあれば、パステルカラーや純白のものもあるそうです。パステルカラーのチマチョゴリ……可愛いですね(*´꒳`*)

中国の民族衣装と言えばチャイナドレスを思い浮かべる人が多いと思いますが、伝統的な衣装はこちらになるそうです。チャイナドレスは結婚披露宴で着る花嫁さんが多いんだとか……。

黄帝が即位してから、17世紀中盤の明王朝まで漢民族が纏った伝統衣装です。全体的にゆったりとした作りで、男女共に襟があり、ワンピースのように上下が繋がった前開きの衣に帯を締めるスタイルが特徴。

袖は太く、裾は地面についてしまうほど長く、下にはスカートやズボンを履いて足を隠します。優雅で美しい衣装で、着てみたいなと写真を見るたびに思ってしまいます笑。

近年、中国の若い世代で漢服がブームになっているそうです。中国のショッピングサイトでは多くの店舗が漢服を扱うようになり、ファッションショーが開催されたりしているそうです!

そんな中国の伝統的な婚礼衣装は、白ではなく赤なんです。中国では白は「死」を表し、赤が幸福の色と考えられているからだそうです。
私たちの国の民族衣装である着物の形は、時代と共に様々に変化をしてきました。明治期に西洋の服飾文化が取り入れられるまで、日常的に着物は着用されていました。

最も華やかで複雑な形となっているのが平安期の貴族の衣装で、その形式は現在では主に皇室関連や京都の伝統的行事の中で見ることができます。その後、鎌倉・室町時代を経て、江戸時代に現在で一般的に着物と呼ばれる形が確立されました。

着物は染め、織り、刺繍など特に装飾面で顧客の要望に応じ、多様に発展していきました。京都の友禅染め、加賀友禅など日本各地に特徴豊かな工芸技術が発達し、衣料に関する日本の伝統工芸の歴史は着物が創ったと言っても過言ではありません。

また、着物の柄にも一つ一つ意味が込められています。例えば桜は「豊かさ、物事の始まり」を、蝶は「健やかな成長、夫婦円満」を、扇は「明るい未来」という意味があります。意味を一つ一つ調べてみるのも楽しいですね(*´꒳`*)
初めましての方、初めまして!お久しぶりの方、こんにちは!エイミーです。

今回は、世界の民族衣装を何気なく見ていたら紹介したいなと思い、自分が気に入ったものをいくつか紹介させていただきました。日本の着物も素敵ですが、他の国の民族衣装もとても魅力的で、着てみたいという気持ちに駆られます笑。

私が一番着てみたいと思ったのは、ソロチカです。お花がモチーフになったものが大好きなので、写真を見て「着てみたいな〜。でも、これが似合うのってウクライナの人だけだろうな〜」と思ってしまいますが笑。

最後に紹介した着物なんですが、貴重な経験をさせていただいたのでそのエピソードを紹介させてください!

今年の夏、着物屋さんで浴衣を仕立てて貰ったのですが、その際に大島紬という有名な着物を着せてもらったことがあったんです。手触りやデザインも、自分が今まで触れたことのないもので新鮮でした。ただし、大島紬はいいお着物なので着物単体でも数十万はします。帯や帯紐など諸々買ったら百万円はいってしまいます笑。もちろん、買えませんでした!

皆さんの気になった民族衣装はありましたか?ぜひ気になった衣装は写真を調べてみてください!

読んでいただき、ありがとうございました。また次の作品でお会いしましょう。

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