――それから一か月。



家探しだなんだと忙しくなく動いているうちに元カレに浮気された傷も徐々に癒え、私の新居もようやく決まった。



築年数はけっこう経ってるけど、家賃のわりには広いし、コンビニだって徒歩圏内。





今日からここが私のお城「んっあぁっん、」




…ん?





なんか今、どこからかとても如何わしい声が聞こえたような…




いやそんな筈はない、聞き間違え聞き間違「あぁん、もうダメっ」





聞き間違えじゃなーーーーい!!!





私は青ざめながら、その声がする方の壁に耳を押し付けた。




間違いない…この声は隣の部屋のものだ。




壁薄すぎるでしょこのアパート!!