「えっ島田さんって〇×商事なの!?超大手じゃん…!」



ストライプのハンカチの彼こと、島田さんは、日本で名前を知らない人はいないくらいの大企業、〇×商事の、経理部に勤めているらしい。



今まで私が、顔がカッコイイ~とか、一緒にて楽しい~なんて思い付き合った人はなぜかフリーターや無職が多く、散々貢がされたりお金を無心されることばかりだったが…




安心安全信頼の〇×商事!しかも経理部というのがまた、マジメな島田さんらしい!





「くうう~っ、いいじゃんいいじゃん、超当たりじゃん…!」




私は思わずスマホを胸に抱きしめて、ベッドの上でジタバタした。




ああ、なんか、島田さんとは超安定な将来が見える…かも…!(気が早い)





「あ、そうだったライム返さなきゃ!えっと、私は信用金庫で働いていま「ああんっ、くうまぁっ!」





!?





「あっ、やばい…!」





不意に隣から漏れ聞こえた喘ぎ声に、親指が驚いて勝手に送信ボタンを押してしまった。



無念にも、思い切り書きかけの文がトーク画面に表示されている。




「ああ、もう…!」




がっくり項垂れる私の隣から、「ああっ、もうダメ~っ」の声…





もうダメなのはコッチなんですけど!?