こ、このお方が昨日の…!!!




思わず凝視してしまう。



腰まで伸びる綺麗に巻かれた茶髪に、短いスカートから伸びる白くて細い脚。真っ赤なピンヒールは、私が人生で一回も履いたことのない高さだった。





「クーちゃん?ちょっとお、また寝る気い~?」




私に凝視されていることなど全く気付かずに、部屋の中に呼びかける女の人。





「いいだろ別に~。せっかくの休みなんだから」




そしてそんな声と共に



髪の毛が恐ろしくボサボサの、でも極上に整った顔の男が出てきた。





そして私はそんな極上イケメンに見覚えがあった…もしかして、ていうかこいつ絶対





『もしかしてオネーサン、俺の個人情報に興味ある感じ?』




あのときのナンパ男ーーーーー!!!