信長は予想外の言葉に戸惑った。

「勝手に決めないでください、私を恋人にしたいなら、もっと甘い言葉で口説いてもらわないとダメです」

「恋人とはなんだ」

「好きな人です」

信長は考えていた。

「口説くとはどう言うことだ」

「自分を好きになってもらうために努力することです」

「なぜ、そのようなことをしなくてはならぬ、俺が決めたことにお前は従えば良い」

「私はあなたを好きではありません、信玄様なら恋人になってもいいですけど」

信長はいきなり立ち上がり、刀を抜いた。

「キャ」

「お前、俺の言うことに逆らうのか」

そこに、さっきの豊臣秀吉が入ってきた。

「お館様、刀をお納めください、相手は力のない女です」

「そ、そう言うところが嫌いなんです」

「なんだと」

「お館様、気を鎮めてください、マミ、お前もお館様に謝るのだ」

「どうして、私が謝らないと行けないのですか、いきなり、俺の女になれなんて、
横暴なこと言う信長が悪いんでしょ」