「ありがとう。でも、あんまり食べられないですよ」

「いいの。ひと口でも食べてもらえれば」

「はい…」

それから2人で骨なしチキンとケーキを食べた。

僕は数口しか食べられなかった。

その代わり先輩が美味しそうにモグモグと食べていた。

食事の後は予定していた通り、ディズニーのクリスマス映画を同じベッドの中で一緒に観た。

それだけの事なのに、すごい幸せを感じた。

ずっとこのままでいたい。

時が止まってしまえばいいのに…そう思わずにはいられなかった。