2024年2月…

メールが送られてきた。

依頼がきたようだ。

名前…相良翔太。高校2年生。

消してもらいたい記憶…彼女の中の僕の記憶。

日時…いつでも。

場所…城西病院の305号室。

僕は電車を乗り継いで病院に向かった。

時刻は夜の11時すぎ。

面会の時間は終わっている。

既に消灯の時刻を過ぎ、廊下や病室の電気は消えていた。