あたしはびっくりしたけどそんな暇はない
先生達を奈南の部屋に案内した
先生はすぐに毛布ごと奈南をだっこして車に運んだ

病院に着いて診てもらい
風邪と聞いて安心した

奈南は眠って点滴をしていた
その間に廊下で待っていてくれた夢花と先生にお礼を言った

「何言ってんの~友達なんだから当たり前でしょッ」

と言ってくれた夢花の優しさが何とも言えないくらい嬉しかった

「今日は妹さんについててあげろ!!永井先生には俺から言っといてやるから。」

「先生ありがと」

「じゃあ学校終わったらまたここに迎えに来るからな」

「先生そんな事までいいよ!!帰りはバスで帰るから」

「バスじゃ大変だから、迎えに来る。遠慮すんな、大丈夫だから。」

そぉ言って先生と夢花は学校に戻った

(林藤先生って…あんなに優しい先生だったんだ)