何もウケんでしょ!!

私からしたら一番ナイパターンよ!?

「…まさか、神でなく女神でいらしたとは。

 大変失礼いたしました」

額に手を当てて、何か言っている有功。

…だいぶ理解不能なんだが?

「コイツ、可愛いだろ」

由宇が急に自慢を始めた。

しかも私の。

こっちを見て、何言っちゃってるの?!

『え、由宇?』

「可愛いなんてものじゃありません!

 美しすぎて形容し難いほどです!

 俺の目に狂いはありませんでした!

 一生ついていきます、姉御!」

『止めてください』

迷惑である。

大声で自慢そうに語った挙げ句、私の性別まで言ってくれてますけど。

一回息止めてくれないかな。

ペラペラと私の正体を語るんじゃねぇ!

ていうか、コイツの目どうなってるの?

節穴なの?腐ってるの?美化しすぎだろ!

眼科行って来い、眼科。