猫耳男子に転生したハルとの共同生活が始まった。父にも母にも見えないとはいえドキドキした。ハルの見た目は自分と同じ世代の男子だ。そんなのがいつも一緒にいるのだからドキドキソワソワして当然だろう。わたしにはボーイフレンドもいたことがないし十七歳の今まで誰とも付き合ったことがない。憧れているかっこいい先輩はいるけれど、たぶん憧れだけで終わりそうだ。
ハルといつも一緒でも着替える時やお風呂はさすがに遠慮してもらった。
「どうしてさメル。僕が猫だった時はいつも一緒だったじゃないか」
「駄目なものは駄目なの!」駄々をこねるハルを説得する。
「わかった。でも一緒に寝るの構わないよね」
「えっ。えっ!ええっ?!」
「一緒に寝たじゃないか。メルのそばでぬくぬくしているのが僕は好きだったんだよ」
「うっ」
「ねえ。いいでしょう」
「う、うう。わかったよ」
とはいうものの、男子にくっつかれたら眠れないよう。なんだかゴロゴロ言ってるし。
「あのさ。あんまりくっつかないでよ」
「いやだ」
「うう。そんなにスリスリしないで」
そしてわたしは寝不足に悩まされることになった。
ハルといつも一緒でも着替える時やお風呂はさすがに遠慮してもらった。
「どうしてさメル。僕が猫だった時はいつも一緒だったじゃないか」
「駄目なものは駄目なの!」駄々をこねるハルを説得する。
「わかった。でも一緒に寝るの構わないよね」
「えっ。えっ!ええっ?!」
「一緒に寝たじゃないか。メルのそばでぬくぬくしているのが僕は好きだったんだよ」
「うっ」
「ねえ。いいでしょう」
「う、うう。わかったよ」
とはいうものの、男子にくっつかれたら眠れないよう。なんだかゴロゴロ言ってるし。
「あのさ。あんまりくっつかないでよ」
「いやだ」
「うう。そんなにスリスリしないで」
そしてわたしは寝不足に悩まされることになった。