合流してとにかくその場を離れる。
「本当ごめんね。ここにいたこと広まるのも時間の問題だから
とりあえず家に帰っても良い?」
「うん、そうした方が良いね。」
凛花さんはすぐに理解してくれて
家に戻った。
せっかく楽しいデートだったのに
一気に現実に引き戻されて
家に帰る道中もお互い無言のまま。
俺らにとっては今日みたいな出来事が日常茶飯事。
初めはプライベートがまるでないこの生活に慣れるまで
相当ストレスを感じていた。
覚悟はできていると、
付き合った時は言ってくれていたけど
きっと嫌な思いさせてしまったな。
凛花さん、大丈夫かな。