「…まだ、俺、死んでないから。
泣かないで」

賢司さんは優しく私の頭を撫でる。

私は頷くけど、悲しくて仕方がない。



なんで神様は。

拓海くんを早くに連れていって、今、また賢司さんまでを連れていこうとするんだろう…



まだまだ私にはその存在が必要なのに。