「真由ちゃん、これでいいの?」

祥太郎くんの言葉に私は頷く。



今日はクリスマスイブ。

祥太郎くんと彼女の梓ちゃんを家に招待してちょっとしたパーティーをする。

さっきから祥太郎くんはケーキのデコレーションに挑戦しているけど…

なかなか…

筋がいい。

「真由ちゃん、これは?」

今度は梓ちゃんから声が…

準備は忙しいけど、みんなですると楽しい。



午後6時前には用意出来た…けど。

そーちゃんが帰ってくるのはまだ少し先。



「あ…」

祥太郎くんが窓の外を見て

「雪だよ」