「ご馳走様でした」

お会計の時にそーちゃんがおばさんに声をかけると

「今度は子供さんも一緒に来てね」

笑って送り出してくれた。



外へ出ると。

陽射しが暖かくて、私は空を見上げた。



青い空、白い雲。



ずっとここにいたいけど、そうはいかない。



「もう少しだけ、ゆっくりしようか」

そーちゃんは私の気持ちを察したのか手を差し出した。

あまりに嬉しくて思わずそーちゃんの腕に抱きついた。