「真由、大丈夫なの?」

今日は私のパパとママ、更に弟の悠斗も来てくれた。

パパはバイク好きだから時々一人でお店に来てくれたりレースに来てくれたりしたけど、みんなで来るのは久しぶりじゃないかな。

「ゆうくん!」

「むっちゃん〜」

睦海と悠斗は同い年で仲が良い。

二人は会うなり遊び始める。

「うん、大丈夫だよ。
そーちゃんの傍にいない事の方が私には不安だから」

その言葉を聞いたそーちゃんは大きくため息をつく。

…そんなに私がここにいちゃ、ダメなの?



「そーちゃん、ちょっと!」

メカの至さんがそーちゃんを手招きする。

そーちゃんはSBで使うマシンの所に行って至さんと何やら話込んでいた。

…マシントラブル?



不安が胸を襲う。