君の目が私の手元のチョコから私の順に捉えた
その目が、もう物語っている

大丈夫
驚かないよ
受け止めるよ


「これ、もらっていいの?」


「え、あ、うん
これは、ユーマに作ったものだから」



「ありがとう」



答えがあるなら、ハッキリ言って欲しい

私なりのケジメ


つけさせてよ



1秒が100秒に感じて

1分が10分に感じる

この時間
誰も邪魔しない
遮るのはあなたの言葉だよ

一瞬目を逸らして、次に私を捉えた目は眩しいくらいに真っ直ぐだった

思わずこっちが逸らしてしまいそうになるくらい


絶対、逸らさないけど


「前にも言ったけど、一緒にいると楽しいし

俺が辛かったとき、マリがいたから救われた

間違いなくね

俺が今、こうして笑っていられるのは、マリたちのおかげだよ」


君の涙を見た日

あの日、力一杯に抱きしめいいのか迷った

君の何分の一かの力でも、壊してしまわないか心配だった



「でも

元カノのことはもう気にしていないし、吹っ切れてる」