「へっ!?」
あたしはさっきの映像を頭の中で反芻する。
途端に顔が熱くなるのが分かった。
だって…あんな近くに隼人の顔がぁぁぁ!!
やだーっ!!

「あっれ、舞香ちゃん、顔赤くない??」
優人さんがあたしの顔を覗き込む。
「いっいえ! 気のせいですよっ」
なぜか焦って言うあたし。
「ふーんっ♪」
そして、なぜか勝ち誇った笑みを浮かべている優人さん。
な、なんでそんな顔してんのっ?
…そう思ったけど、あんまりつっこまないことしておいた。