その途端、ベッドに倒れこむようにして横になる。

 意外と、体にガタが来てるのかもしれないなぁ……。

 他人事のように考えながら、私は首につけているペンダントを外してみた。

 ……やっぱり、やってしまったかも。

 私はそのペンダントを見た瞬間、息が詰まって呼吸ができなくなってしまった。

 何故なら……透明なペンダントが、淡い黄色に光っていたから。

 この肌身離さずつけているペンダントには、実はある秘密がある。

 それは、私の身体的な危険度を表しているという事。

 私の仕事上、魔力をたくさん使って体がしばらく使い物にならなくなる時も時々あったりする。

 だからそれを防ぐ為に、お母さんからもらったペンダントに特殊な魔力を込めたものなんだ。

 今は黄色だから、まだ注意で済んでいる。

 このペンダントは魔力を使ったり、身体的に危なくなるとこうやって注意喚起をしてくれる。

 でもこの透明の石が赤く光ってしまうと、しばらくは動くことができなくなってしまう。

 最近は全く光ってなかったから大丈夫だと思ってたけど、自分が思ったよりも酷い状態にあるのかもしれない。