……っと、危ない。こけるところだった。
なんとか体制を持ち直して、頭をさすって落ち着かせようとする。
魔力は完全に回復しているし、足の捻挫も治ってるからめまいが起こるのはおかしい。
そう思ったけど、もしかするとパソコンをさっきまで使ってたから疲れちゃったのかもしれない。
ブルーライトって良くないって聞くから、きっとそうだ。
私は半ば強引な納得の仕方をして、教室へと無事に戻ることができた。
「しーちゃんどうしたのっ!?顔真っ青だよっ!?」
「……そ、そうかな?」
移動教室の最中、突然和向君にそんな事を言われておぼろげに返す。
真っ青って、私そんなに体調悪そうに見えるのかな……?
自分では体調が悪い自覚がないから、うーんと首を傾げてしまう。
「栞、体調悪いのか?」
疾風君もそう言ってくれるけど、私は首を左右に振る。
だけどそれも力ないもので、乾いた笑みがどうしようもなく零れた。
やっぱりちょっと、体調悪いのかもしれない……。
めまいがあるだけで特別しんどい症状があるわけじゃないけど……一応、大事を取ったほうが良いのかな。
なんとか体制を持ち直して、頭をさすって落ち着かせようとする。
魔力は完全に回復しているし、足の捻挫も治ってるからめまいが起こるのはおかしい。
そう思ったけど、もしかするとパソコンをさっきまで使ってたから疲れちゃったのかもしれない。
ブルーライトって良くないって聞くから、きっとそうだ。
私は半ば強引な納得の仕方をして、教室へと無事に戻ることができた。
「しーちゃんどうしたのっ!?顔真っ青だよっ!?」
「……そ、そうかな?」
移動教室の最中、突然和向君にそんな事を言われておぼろげに返す。
真っ青って、私そんなに体調悪そうに見えるのかな……?
自分では体調が悪い自覚がないから、うーんと首を傾げてしまう。
「栞、体調悪いのか?」
疾風君もそう言ってくれるけど、私は首を左右に振る。
だけどそれも力ないもので、乾いた笑みがどうしようもなく零れた。
やっぱりちょっと、体調悪いのかもしれない……。
めまいがあるだけで特別しんどい症状があるわけじゃないけど……一応、大事を取ったほうが良いのかな。