と言いつつ、結局お姉さんの圧に勝てず、1着購入してしまったんだけどね…。

でも、遥奈先輩も「似合うよ〜」って言ってくれたから良い買い物だったと思っとこ。

私はストローに口をつけ、注文したアイスカフェラテを飲んだ。

…美味しい。

冷たくて甘いカフェラテが疲れた体に染みる。

その時。

「ねぇねぇ、食べ終わったら次どこ行く??ふたりともまだ時間大丈夫そうならもうちょっと遊ばない?」

遥奈先輩が可愛い笑みを浮かべ、そんな提案をしてきた。


「私はまだ大丈夫ですよ」


「あ!僕、今からちょっと別行動でもいいですか〜?ちょっと1人で行きたいところあるんで。季里は遥奈さんと一緒に行ってきなよ。あとで合流すればいいし」


…え!?

驚いて充希くんに、視線を移した瞬間。

〜♪

メッセージが届いことを告げるバイブ音が鳴る。

慌ててメッセージを確認すると、それは充希くんからで。

【昨日のこと僕に話しづらいなら、遥奈さんに話してみたら?今日遊んでて思ったけどこの人わりと良い人そうだし。しばらく2人きりにしてあげるから】


そんな内容を確認して私は目を見開いた。