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「ここのパンケーキ食べてみたかったんだけど、1人じゃ入りづらくて…依都も甘いのあんまり好きじゃないから誘いづらかったの。2人とも付き合ってくれてありがとね」

パクっと、目の前の美味しそうなパンケーキを口に運ぶ遥奈先輩はそう言って微笑んだ。

「いえいえ。こちらこそ僕の買い物付き合ってくれてありがとうございます。遥奈先輩センス良いから楽しかったです」

充希くんも頼んだワッフルを食べつつ、そう答えた。

現在、時刻は午後1時。

あの後、たっぷり2時間ほどブラブラとショッピングを楽しんでいた私たち。

特に充希くんと先輩は、服の好みが合うらしくなんだかんだ和気あいあいと買い物を楽しんでいた。

『ミズキちゃん、このブランド好きなの?私もこの店でよく買うんだ〜』

『え!遥奈さん、センスいいですね…』

充希くん普通に途中遥奈先輩のこと関心してたしな。

その間、センス皆無の私は適当に同じ店の服を見ていたのだが…。

『お客様、今日はどういった洋服をお探しですか〜?お客様お顔立ちも可愛らしいしこちらのスカートとかお似合いになるかと思うんですけど、いかがですか?』

『え、と。あぁ…はい。ありがとうございます…』

グイグイくる可愛いショップ店員のお姉さんにおどおどするばかり。
しかも持ってきたアイテムも普段私が着ないようなゲキカワなもので。

…断るのも気づかれしたんだよな〜。