「あ、そうだ。ごめん。俺、今すっごい幸せな朝だよ」

「もう。今日1日楽しもうね」

「うん。じゃあ俺準備するからまた9時にね。華に会えるの楽しみにしてる」


ティロン。

電話が切れる。

余韻に浸りたいところだけど、身支度をしないと間に合わない。

わくわくしながら髪を巻き始めた。