そんな夢を見るたびに依里への渇望が大きくなって。

また、街を彷徨う。


そして、絵を見つけた。

依里にとてもよく似たモデル。

顔を半分、手で覆ってるが俺にはわかる。

『君、私の弟子の絵が気に入ったか?』

『…俺の、好きな女性に似ているんです』

『ほぅ?』

『この絵、お弟子さんが描いたんですよね?このモデルに会わせてください。お金なら払います』

『いやぁ、そう言われてもねぇ』

『お願いしますっ。どうしても、会わなきゃいけないんです。

俺に、協力してください…っ』